関節痛や筋肉痛、また偏頭痛や生理痛等を訴えている人が流水浴により痛みが改善されたとの意見が多く聞かれる。
腰痛、膝痛などの関節に痛みがある人は運動どころか歩くこともままならない。
それでは水中での流水浴にはどのような効果があるだろうか。

流水中における体への影響

浮力による免荷
 水中では浮力によって体重が軽減。このため、体重過多の人や高齢者でも脚部に無理な荷重をかけることなく適正な運動を行うことができる。
水の抵抗作用
 水の密度は空気の約800倍あり、水中運動ではこの抵抗を効果的に利用して行うため、等速性に近い運動ができる。
心理的効果
 流水を加えることにより身体表面に絶えず振動刺激が与えられこの刺激が脳に伝わりより大きな心身のリラクゼーション効果を発揮。
パッシブ運動
 流水中はパッシブ運動(*1)とアクティブ運動の両方が可能である。体重過多、関節や骨、筋肉に異常があり体を動かすことが困難な人でも流水中に静止しているだけでも効果がある。
(*1)パッシブとは受け身という意味で、呼吸と同調したゆるやかで無意識的な運動。

痛みの原因は部位のみでは無い

痛み等のある場合は、直接その部位に流水をあてるだけでなく、身体の他の部位、または対角線にあたる部位も流水で刺激することが効果的であるとされている。
これは体の筋肉や筋は全てつながっており、痛みがある部位が直接原因ではない場合もあるからである。痛みを軽減させることにより精神的健康度が向上する傾向が見られる。

次回は、「第4回 流水の効果と水中リハビリ(水治療)」について