海洋療法(タラソテラピー)は古くからその効果が認められており、我が国では大正時代に海岸で竿につかまって波の中で揺られて治療していたのが、海水浴の原型であると言われている。
ストレスの除去、脳の活性化などのために、タラソテラピーが有効であることを確認するため、浴槽に海の波の振幅と同じ手法を研究した結果がある。

海洋療法のパワー

海水浴イメージ海水と真水では体表面温度・血圧・血流・ストレスにおいて海水が望ましい効果がみられた。
静水と流水では一定流速において望ましい効果が見られた。
入浴体位では 寝湯においてストレスが減少し、リラックスが増加した。
寝湯・座浴ともに大脳機能の改善が見られた。

予防医学という考え方

 しかし実際の海でタラソテラピーを実施することは、安全性・水温・地域環境の問題から困難であり、研究の実験で海洋環境を再現した流水バスが最も適しているのではないか。
これにより海洋療法の効果を、予防医学と捉えて高齢者福祉施設や健康増進施設の浴室に流水バス・プールが導入されるようになってきた。

次回は、「第7回 流水の効果と脳機能の活性」について